「歌手の道へ」 オニュ キャスティングストーリー
SHINeeは一人一人のキャラクターや個性がはっきりしていて、そのカラーの違いが魅力でもあると思うんです。それでやっぱり、そのカラーはどうやって生まれたものなのかとか、どうして歌手になろうと思ったのか、歌手の道を歩むことになったきっかけは気になりますよね。
SHINeeの輝くリーダーオニュさんの練習生時代のお話を少ししてみます。
オニュが歌手の道を歩んだのは、純粋に周囲の勧めと圧力(？)のためだった。校内特技自慢大会に出場すれば、友人が「歌手になれ」と勧めて、中学校の音楽の先生は進路相談をしながら「私は君の舞台を必ず一度は見てみたいな」という言葉で誘惑した。
高校1年の時にピアノコードを本格的に学び、作詞・作曲をするシンガーソングライターを夢見た彼は「ユ・ジェハ音楽競演大会」*1進出を目標に一生懸命に曲を作って歌った。そして偶然、SMエンターテイメント会社のオーディションを受けたが、驚くことに合格の知らせを受け取った。
ダンスも踊れず、それほどキレイな顔でもない彼が「アイドルグループ」の一員に抜擢されたのは、当時の雰囲気では「事件」に近かった。しかし、会社は彼の「可能性の高さという魅力」に高い点数をつけた。 *2
(オニュはSMエンタ系列の学院・SMアカデミー出身。イスマン先生の目にとまって契約をしたきっかけは？)
僕の会社のような場合、新人チームが出た時はショーケースをしているんですよ。少女時代のショーケースの時、(学院生だったけれど)僕が出ることになったんです。それで先生が認めて下さって「録音を一度やってみよう」と。それで次の日にすぐ契約することになって･･･
(イスマン先生が歌声を聴いて？)
はい。*3
この時にオニュが歌った曲がGUMMY feat.フィソン,Perryの「Do It..」。この曲の歌詞がおにゅにとてもぴったりなんです。
冴えなかったね 最初 あなたは
だけどなぜかあなたに惹かれたの 信じられないけど
正直な私の気持ち 私の様子 すべて
どうして信じられるの？
僕はイケメンじゃないけど
そんなに持っているものもないけど
君のためにここに立っている yeyeyeye
もっとカッコいい男はいるけど あなたのためにここで私
私はどうせ just i don't know together
いつまでも Babe
Oh! you're my girl
あなたはやっぱり私のものってだけ
Oh! come to my world
私のもとへもっと近づいてきてよ
Oh! you're my girl
私を捕まえてよ もっと抱きしめてよ
Oh! this is my world
後悔しないで
どうして君が僕を選んだのか
本物の愛を 君は感じてきたのか
何度もなぜか怖くなる
もう少し君を深く感じたいよ
おにゅぺんの皆さん、しゃいにペンの皆さん、共感するような歌詞ではないでしょうか･･･。イスマンソンセンニムもこんな気持ちだったんじゃないか･･･(笑)この公演のおかげでおにゅはSMアカデミー1期卒業生になったようです。
上の記事もそうだけど、「それほどキレイな顔じゃない、かっこよくない」ってちょっと失礼じゃ･･･(笑)と思ったり。たしかに今はすごくかっこいいけど、前は「どうした！？」って時も多かったですね。そこが可愛かったんだけども。(あ、話が脱線する)
こんな感じの「ああ、この子そこらへんで見たよ～」って思うような、どこーにでもいる普通の少年だったわけですよね。
SMアカデミー生時代のこんな書き込みも残っています(見つけた本国しゃおるヌナすごい)。
2005.02.18 17:03
うふふふ
これからもっと厳しいトレーニングが待ってるね ㅠㅠ
ボーカルレッスンを受けに来週から
行かなきゃならないから ふふ..
どうしても時間にぎりぎり間に合いそうだよ.. ㅋ
たくさん来なくても寂しがらないでね
毎日来てゲストブックに書き込んでね.. ㅋㅋ
じゃあね～いひひ
2005/02/26 22:42
ㅋㅋ 僕たちそう考えてみたら。
この授業もあまり残ってないね.. ㅋ
ふふっ.. ㅋ
授業が始まったら僕たち頑張ろう！！ ㅋ
また後に会うなら必ず良い人になって会うでしょ？ㅋ
うふふ.. ファイティン！！ㅋ
2005.11.22 21:42
僕は続けれる.. 狂ったみたいに練習するんだ..
そんなこんなで歌手の道を歩むことを決めた未来の「オニュ」さんこと、「イジンギ」さんは厳しい練習を乗り越えてきたんですね。葛藤したり、悩んでるのが見受けられて･･･。
おにゅさんが話していたことを思い出してみると、
小学生の頃、友達も両親も歌手になることを進めてくれたのに恥ずかしくていやだよと言っていた。もっと早く始めていればもっと幅広い音楽ができたのに*4とか。
小さい頃はちょっと内気で小心者。練習生になったばかりの頃は入りたてだし、練習室にはいつも人がいっぱいいてとても息苦しくて、屋上で空を見ながら練習していたらテミンに見つかって･･･それから仲良くなって一緒に練習するようになった*5とか。
会社に入ったときに、ジョンヒョンが練習室の使い方とか誰に何を聞けばいいか、細かく教えてくれて「親切なやつだなあ」と思った*6とか。
上手く歌えなくて常にスランプ状態で、誰にも見られないように、トイレでわんわん泣いたこともあったとか。
そんなエピソードが思い出されます。
最後に、SMアカデミー代表・イソルリムさんのインタビュー。
シャイニのオニュの記憶もたくさん思い出されます。
本名は「ジンギ」ですが、ジンギもとてもとても真面目で優しくて純粋で。 歌声・ボイスカラーが本当に良くて、「君は上手くいくだろうから、一生懸命やろうね」と言ったんですよ。
ところが、ジンギは芸能人の素質があまりなかったんです。照れくささもたくさんあったりして。今、ジンギがバラエティに出演しているのを観て、私が観ても恥ずかしくて見るに堪えないようです(笑)。ジンギがあんなにまでなるとは分からなかったです。よくやっています。
その時もまだ高校生で、「なあに大丈夫、もともとボイスが良いし、この子の良さを見い出してよく育てて下さればとても上手くいくでしょう」と思っていましたよ。
良く持った生まれつきの運命を「天運」と私は表現をしますが、ご両親にもそのような話を申し上げましたね。「ジンギは天運が良かったし、そういう機会を君が上手に捕まえたみたいだ」と話をします。
SMの「人の才能を見い出す能力」って本当にすごいなと思います。しかし、もしSMに受かっていなかったとしても、オニュやSHINeeのメンバーは才能があったし、歌手になっていただろうなって。
もともと生まれ持った才能もあり、努力もあり、育ててくれる環境もあり･･･それで「オニュ」という「歌手」が生まれたんだなあと。そんなことをしみじみ思わされました。
*1:故ユ・ジェハ氏は「バラードの父」と呼ばれ、韓国の歌謡音楽に大きな影響を与えたと言われている方です。不朽の名曲で特集が組まれたりも。ジョンヒョンが「憂鬱な手紙」を歌ったこともありますが、とても良いです～。なお、この音楽コンクールで優勝した方にはユ・ヒヨル(トイ)さんなどがいます。
*2:2010.12.20 NAVER MUSIC 「僕の心を温かく包む国内歌謡曲」
*3:2012.09.26 ラジオスター 第62回放送
